女医さんが開業した。ハワイの診察室と、安心感の爆上がり

パニック・メンタル

「治りたい」より先に、「まず安心したい」って思ってた頃がありました。
これは、私の安心感が一段上がった“先生の開業”の話です。(※私の場合)


女医さんが開業した(ハワイの診察室と、安心感の爆上がり)

しばらく○○病院へ通っていましたが、ある日、女医さんから言われました。
「今度、開業するの。」

距離は少し遠くなります。
でも私は、もう他の医師に診てもらうつもりはありませんでした。

この女医さんにお願いしたい。そう思っていたので、
「先生が開業するなら、そこへ通います!」
と伝えました。先生は喜んでくれました。

先生が開業する場所は、私の子どもがピアノの発表会で使う会場のすぐ横のビルで、クリニックモールの中でした。
馴染みもあって、行きやすいと思いました。

ただ、車で家から30分かかる場所でした。
体調次第では、ひとりで運転して行けるのか?という不安もよぎりました。

でも正直、運転の不安よりも、すでに心の支えになっている先生との関わりが途切れるほうが怖かったです。


フラダンスに誘われる

女医さんは、私のママ友と一緒に、趣味でフラダンス教室に通っていました。

「パニック症候群とかには、フラダンスもいいのよ。呼吸法とか、ゆっくりした動きとか。音楽に合わせて身体を動かすのもいいし、ハワイやフラダンスの動きにも意味があって、自然や愛にあふれていて、楽しいよ。」

そう言って誘ってくれました。

フラダンスに憧れもあった私は、早速入会しました。
女医さんや幼稚園のママ友は、もうすでに上級者コースだったので同じクラスにはなれませんでした。

それでも、可愛いパウスカートを履いて、音楽に合わせて踊るのは、ただただうきうきしました。


先生のクリニックが、すでに癒し

女医さんのクリニックも、ハワイをテーマにした内装でした。
行くとアロマも焚いてあり、ハワイの映像が流れていて、置物もいろいろ置いてあります。

とてもリラックスできました。
そして、診察室からはいつも笑い声が聞こえてきました。

先生の診察は、とても良かったです。
ひとりで悩んでいること、不安になっていることを、ちゃんと聞いてくれました。

先生自身も、鬱やパニックを経験されているそうで、必ず「私もこんな体験があった」と話してくれました。
それが、孤独に症状に耐えていた私には、効きました。

同じ思いをしたことがある人の話――それも担当医師――それだけで、気持ちが軽くなって、明るくなって、ほっとしたんです。


「正体」がわかったときの安堵感

そして先生は、言語化しにくい、なったことがない人には理解されにくい、この症状を言葉にしてくれました。

「それは、パニック症候群や不安症の症状ですよ。」

正体のわからない不安な症状が、「この病気の症状なんだ」とわかったときの安堵感。
わかりますか?

…私は、この安堵感すらどう表現していいのかわかりません。
でも、本当にほっとしたのです。

高校生の頃の「お好み焼き事件」で、あの気が遠くなる感覚があったこと。
あれも症状だったと知って、私はすごく安心しました。

正体がわかれば、対処できます。
少なくとも私は、そう思えました。


波があると知って、救われた

先生は、この病気には波があることも教えてくれました。

右肩上がりに良くなるものではなく、前進と後退をしながら、大波小波があって、少しずつ波が静まっていく。

これを知って本当に、私の安心感は爆上がりしました。

良くなったと思っていたのに、また症状が出る。
あれが本当に辛かったのです。

「やっぱりだめだ」
「治ってない」
「治らないんだ」

そう思い込まざるを得ない心境でした。

しかも私は、思春期パニック症候群と診断されたときに、医師から「一生治らない」と言われています。
だから、絶望感がありました。

でも、生きていかなきゃならない。
生きたい。
生活もあるし、止められない。

だから、絶望感を抱えたままでも、もがきながらでも、
「自分らしく生きたい」と思って前に進んできました。

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